「尾崎翠ゆかりの地を訪ねて」ガイド講座レポート

目安時間:約 5分

山陰海岸ジオパークガイド養成講座
第6回 「尾崎翠ゆかりの地を訪ねて」

 

現代の言い方にすると、、、尾崎翠の聖地巡礼でしょうか。
(岩美町には アニメFree!の聖地巡礼に来られる方が多いので言葉を借りました・・・)

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「尾崎翠ゆかりの地を訪ねて」ガイド講座レポート

岩美駅を出発して、まずかつて、尾崎翠が通学していた尋常小学校・鳥取市立面影小学校に向かいました。

 

尾崎翠が学んだ尋常小学校・面影小学校の碑と養源寺へ

敷地内にある尾崎翠の文学碑を見ました。


碑には 次のように刻まれています。

おもかげをわすれかねつつ
こころかなしきときは
ひとりあゆみて
おもひを野に捨てよ
明治四十一年度 卒業生
作家 尾崎 翠」

次に、尾崎翠の墓所、鳥取市内の養源寺を訪れました。

 

養源寺は、尾崎翠の次兄 哲郎が養子となっていた寺で、尾崎翠と会ったこともあると言われるご住職から、墓前で晩年の様子等をお聞きし、ご焼香をさせていただきました。

その後、かって翠が卒業した鳥取高等女学校の跡地を訪れ、バス車内から、かってあった女学校に思いを巡らせながら、岩美町へ移動し、今は食品工場が建ち、当時の面影はないのですが、尾崎翠が代用教員として勤めた岩美町の大岩尋常小学校の跡地に向かいました。

 

尾崎翠の過ごした網代地区が作品に

 

大岩尋常小学校跡地の前に流れる日比野川を下って、蒲生川に出て海辺に達すると網代です。

 

この網代には尾崎翠の下宿先であった祖父母の住む西法寺僧堂があり、尾崎翠の作品には、網代で過ごした頃の情景が、短編「花束」「初恋」などに書かれています。

 

網代自治会長で、わが、いわみガイドクラブの会員でもあるS氏から、尾崎翠の作品に書かれている中で網代に関わる部分と、当時の網代の様子などをまじえて、集落についてお話いただきました。

 

「 あじろカフェなだばた」で、網代漁港に水揚げされた新鮮な魚料理を堪能した後に、西法寺の僧堂に向かい、S氏に僧堂の中まで案内していただきました。

 

尾崎翠の生家がある岩井地区へ(西法寺・ゆかむりギャラリー)

 

次に、尾崎翠の生家であり、母の実家である岩井の西法寺に向かう途中、尾崎翠の父が務めていた旧岩井小学校に立ち寄りました。

 

旧岩井小学校は町指定の文化財で、鳥取県では一番古い洋式木造建築校舎ですが、荒れるにまかせ、軒先は波打ち、今冬の雪で屋根が大丈夫かな?…と心配になります…。

 

そして西法寺へ。

西法寺では、ご住職から「尾崎翠と唯識」と題して尾崎翠の作品

第七官界彷徨 (河出文庫)尾崎翠

 

「第七官界彷徨」の ”第七官”

 

についてご講義をいただきましたが、ご住職いわく、唯識思想は仏教哲学の根本思想で、これを理解するには11年はかかるとのことです。

 

「第七官界彷徨」を読み切るには、この唯識が理解できていないと心底読破と言えないのかもしれないですね・・・・。また、唯識を理解している人と、理解していない人では作品の感想が違うのだろうなと思いました。

 


尾崎翠の感覚世界: 《附》尾崎翠作品「第七官界彷徨」他二篇

 

最後にゆかむりギャラリー尾崎翠資料館にいき、今日のガイド講座をおえました。

 

生い立ちやその時の環境などを知ることで、作品の表には記されない、奥の部分まで自分なりに解釈をすることができますね。これは地質の歴史を知ることも同じで、今見えている世界にはもっと深い歴史があります。

 

今回は地質とか自然講座ではなく、岩美町出身者の歴史についての足跡めぐり学習でした。

 

次回は香美町と新温泉町のジオスポットを学びます。

 



このブログでは、岩美町在住でいわみガイドクラブに在籍しているスタッフの個人的思考を兼ねた投稿をしており、 個人的な発言や嗜好などを盛り込んでおり

ガイドのお客様や各イベントに参加された方の思い出を刻み読み返していただくことや学習の復習レポートとしてもご覧頂いております。

単なる岩美好きスタッフが岩美町をもっと知っていただき好きになってもらいたく難しい言葉や専門用語などを使わずに気軽に読んでいただける仕様となっておりますので、

専門的な山陰海岸ジオパークの事や歴史学習に関しては公式HPでご確認ください ※いわみガイドクラブで調査し記載している内容や写真の無断転載は禁止しております

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