
2025年5月14日台湾から来られた総勢29名を一人でガイドしました。城原海岸から鴨ヶ磯の間を歩く際に、赤潮が発生していて普段とは違う海岸の光景に驚きました。ガイドレポート写真と共に昼間の赤い海、夜の光る海の写真を掲載します。
海と大地の自然館横のハマナスが開花していました 関空より岩美町へ!ご依頼いただきありがとうございました 城原海岸 城原海岸の夜光虫・沖の島は黒島です 鴨ヶ磯海岸の自然探勝と赤潮鑑賞 鴨ヶ磯の波打ち際が幻想的な色に… 山陰海岸ジオパークトレイルウォーキング中です 千貫松島に向かうトレイル 東浜海岸の夜光虫
夜の東浜海岸の夜光虫の写真はいわみガイドクラブの北川さんより提供していただきました。夕日とかいつもきれいな写真ありがとうございます!
この機にAI様に日本海で発生する夜光虫について尋ねてみました。
夜光虫とは?
日本海側で発生する夜光虫は、ヤコウチュウ(Noctiluca scintillans)という海洋性プランクトンの一種です。夜の海で青白く光る幻想的な現象は、この微生物が発光することで生じます。
夜光虫の特徴
- 発光の仕組み:夜光虫は外部からの物理的な刺激(波や水流など)を受けると、ルシフェラーゼという酵素がルシフェリンとの反応によって化学エネルギーが光エネルギーに変換され青白く光ります。
- 発生時期:日本海側では、海水温が上昇する5月から9月にかけて多く発生します。
- 発生条件:湾状の海岸や遠浅の海岸では、潮の流れが穏やかで夜光虫が留まりやすく、大量発生しやすい傾向があります。
発光の目的
夜光虫の発光は防御反応の一種と考えられていて外敵が接近すると発光し、驚かせて逃げる時間を稼ぐ効果があります。また、より大きな捕食者を引き寄せ、敵を食べさせる「警告」の役割を果たすこともあると言われています。
日本海側の観察スポット
特に鳥取県岩美町や京都府伊根湾では、夜光虫の発光現象が観察されることがあり、幻想的な光景を楽しめます。
夜光虫の発光は美しいですが、昼間には赤潮として海面が赤褐色に変わることもあります。観察する際は、昼間の赤潮の発生状況をチェックすると、夜に光る海を見られる可能性が高まります。山陰海岸では、夜光虫の大発生が赤潮の原因となることもありますが、夜光虫由来の赤潮は毒性がなく、魚の大量死などの影響は少ないとされています。
なるほど…もっと深堀したらわからないことだらけでさらに調べて…と繰り返すと抜け出せなくなりました…やはり座学で調べて読むだけでなく、この昼間の城原海岸での赤潮、夜の東浜海岸の夜光虫、写真とその場所を知っていることが理解が深まりました。
台湾からのツアー客の皆様ありがとうございます。怪我無く終えることができて安心しております。非日常の風景を一緒に観ることができ思い出深くなりました。日中は赤潮でしたが夜の海で夜光虫も観れたら感動されただろうなあ…帰国後にでも日本海側で撮影した夜光虫が輝く写真など検索して観ていただけていると嬉しいです。