岩美ガイドクラブでは観光や歴史ガイドだけではなく、植物などについても学習しています。四季を通じて咲く花は違い、今回は2016年6月18日に行った山陰海岸ジオパークの植物調査の記録です。
初夏の山陰海岸ジオパーク鴨ヶ磯~城原海岸の植物調査
鴨ヶ磯の展望台から太郎兵衛島を望み、320段ある階段を下ってひぐらし洞門が左(西)にあり(網代方面)、右に進むと鴨ヶ磯へ向かいます。
その道中…
キツツキの穴から始まり、
コフキサルノコシカケ
黄色いコナスビの花、
オオバコの開花の途中など
そしてユウスゲ(キスゲ)もそろそろ見頃ですが、昼間だから早いものはまだ開花前でした。海と空の青や、葉の緑とのコントラストがきれいな黄色い花です。
色んな種類の石が波打ち際にあり
テリハノイバラの花も綺麗に咲いていて
1〜2週間違うだけで変化があります。
オカトラノオ
イタドリの花でしょうか?
チジミザサ
鴨ヶ磯の太郎兵衛島の由来
展望台から見下ろした大好きな太郎兵衛島を間近で。
太郎兵衛島はもともとは大きな岩でしたが、浸食により、右側に洞門ができ、その洞門が昭和18年の鳥取地震の際に天井が崩れ落ち、離れ岩となりました。
名前の由来は難破した漁師の太郎兵衛さんがこの岩に泳ぎ着き命が助かり、一生大切にしたことからとされています。守り神の岩ですね。
酒宴洞門で、親子連れの方が磯遊びを楽しまれていました
城原海岸まで歩き階段を160段
合歓の木の蕾・開花時期は6月中旬〜7月とのことです。
植物調査や保護活動は四季を通じて続きます。
夏場はナミキソウやスナビキソウ、ナルコユリやホタルブクロなど可愛い花が楽しめます。また、パステルカラーの実が可愛い野ぶどう(イヌブドウ・カラスブドウ)も岩美高校生とジオパーク学習で歩いた際、女子生徒に人気でした。
どこに咲いているかなどは直接歩かれた時のお楽しみにされてください
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