牛ケ峯神社

ジオパークガイド養成講座中級編にて『うしがみねだいじゃ』伝説のうしがみね山の里を歩きました。
牛ヶ峰

↑この物語を書いた布絵本は旧岩美町中央公民館に展示されていたのを撮影しました。ちなみに…岩美町の伝説と新温泉町の伝説は内容が違うのですが、共通点は『モグサ』です。

うしがみね伝説がある牛ケ峰山に登り牛ケ峯神社と頂上へ

ジオパークガイド養成講座中級編で、歴史を学びながら岩美町と新温泉町の境(県境)にある牛ケ峰山に登り牛ケ峯神社と頂上に向かいました。
おもしろ昆虫化石館
おもしろ昆虫化石館にて地元のガイド講師の方と待ち合わせをし、越坂集落の山道を登って行き途中から徒歩にて牛が峯神社の木製鳥居をくぐりました。
牛ケ峯神社
普段登山する人は少ないのですが、丑年には干支にちなんで登山する人が増えるそうです。登山道(参道)は牛が通るためか広くなっています。
牛ヶ峰山
時折勾配がキツイ登り箇所はありましたが藪山と覚悟した分、綺麗に手入れされていたので登りやすかったです。両脇には熊笹が生えていてなんだか目をひくものがありました。
牛ヶ峰山
(想像よりは…という意味で…山は山ですので個人差はあります。)

牛ヶ峯神社へ…
牛ヶ峯神社絵馬

牛ヶ峯神社絵馬

石灯籠など、こんなに重たい石を運ぶのは大変です。牛に運んでもらったのかもしれません。

牛ヶ峯神社石灯籠

但馬牛・因幡牛の守護神とされていて、祭礼日には(現在7月18日)牛を飼っている家は必ず一人以上は参拝し、本社でお札を受けて帰り、木札はお守りとして牛の首につるし紙の札は牛舎の柱に貼り付けるのが常で、

参道に生える熊笹を数本刈り取り、御祈祷を受けて持ち帰りそのササを牛に食べさせると雌牛が生まれると言われ今でもこの風習は受け継がれているようです。なるほどだから登山道(参道)に笹が目を惹いたのですね…。

牛ヶ峯神社絵馬

神社から少し藪を登ると三角点がありました。

神社から少し藪を登ると三角点がありました。牛ヶ峰山

標高は712.8mと記されていました。
牛ヶ峰山

牛ヶ峰山からの景色。
牛ヶ峰山

牛ヶ峰の名前の由来ですが、山の尾根が岩井から観ると牛の寝姿に見えるからという説もあるようです。

ゆっくり下山をし、ブナなどの木々で森林浴をしながら山陰海岸ジオパーク養成講座は終了しました。兵庫県側ですと湯村温泉、岩美町側ですと岩井温泉にて足の疲れが取れますね。

牛ケ峰山は、先程も記載しましたし写真のように勾配がきついところもりますが、鴨ケ磯で慣れてるので余裕と感じていたら、翌日の夕方あたりに立ち上がった時、もしや…これは年の功で遅れて筋肉痛が来たのでは…とドキッとしているスタッフKです。
牛ヶ峯神社絵馬
牛が峯神社の絵馬を書いたので、また神様に御礼報告に登山しようと思います。

しかし1人では不安な牛が峰山、地元の方といわみガイドクラブのみんなと登れて安心しました。

いわみガイドクラブでは、お客様のプランに合わせたオプションガイドも受け付けております。ご要望に基づき、ガイドプランのお見積もりをいたします。

牛ヶ峰山(うしがみねさん、うしがみねやま)

牛ヶ峰山は扇ノ山の北にあり、鳥越火砕岩層からなる独立峰で、山頂には712.82mの二等三角点「牛ヶ峰」があります。
金烏山牛峯寺(大規模な崩落⇒再建⇒豊臣秀吉の因幡侵攻に敵対して攻められ最終的に自ら火を放ち滅亡)⇒牛ヶ峰蔵王権現(江戸時代・山陰三大権現の一つ)⇒神仏分離が行われて牛ヶ峰神社に。(明治時代)

但馬は但馬牛、因幡は因幡牛とそれぞれ牛の産地であり、牛の守護神として両国の畜産農家の信仰を集めました。