令和3年度山陰海岸ジオパークガイド養成講座初級第3回は、座学の講義「共通講習2 ガイドとしての接遇・マナー」と「リスクマネジメント2 保険の仕組み」でした。
「ガイドとしての接遇・マナー」では、山陰海岸ジオパークガイドコーディネーターの福原氏より基本的な要点として、ガイドは“ジオパーク活動の3本柱を忘れない” その3本の柱というのが
- 保護・保全(環境保全)
- 教育への活動
- 地域活性化(観光振興・地域振興)
で、この柱が、「ユネスコ世界ジオパーク」のテーマである「持続可能な地域づくり」(地質遺産がもたらした自然環境や地域の文化への理解を深め、科学研究や教育、地域振興等に活用することにより、自然と人間との共生及び持続可能な開発を実現すること)につきるとのことでした。
さらに、具体的にジオガイドの役割、ガイドとしての事前準備、ガイドの進め方、スキルアップ等、実践に必要な知識についてお話いただきました。
続いて「保険の仕組み」では、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社鳥取支社の池内氏から、いわみガイドクラブが入っている損害賠償保険について具体的に説明していただきました。
保険に入っているというだけで安心しているのですが、契約内容、特約部分、保険金の支払いができる場合とできない場合、そのほかガイド個人に対して責任が問われる場合の賠償責任には個人賠償責任保険が必要なことなどお話いただきました。
講師の方々、丁寧にわかりやすく解説していただきありがとうございました。ガイドマナーやガイドノウハウ、保険の仕組みについてはガイドを行うにあたり非常に貴重な知識ですので、いわみガイドクラブですでにガイドの資格を取得して一度講義を受けていても毎年、繰り返し学び直すことも大切だと感じますし、観光に携わるお仕事をされている方にもお役に立てる内容でした。
午後からは山陰海岸ジオパークガイド養成講座初級第4回 蒲生峠の歴史について学びました。
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