山陰海岸ジオパーク養成講座初級編 2016年11月3日 3回目は専門講座の「岩井温泉と地形・地質の仕組み」で愛宕山でイノシシに遭遇するハプニングもありつつ…
断層と温泉の関係、断層と地形の関係、火山岩とそれに伴う堆積岩の使われ方など色々なことが兵庫県立大学大学院の松原先生の話でよくわかりました。勉強中のみの私としては基礎の基礎から新鮮で楽しかったです。
岩井温泉の地形と地層の仕組みについて
岩井温泉集落〜旧岩井小学校〜愛宕山頂上〜ゆかむりの塔〜愛宕山神社など歩きながら講義して頂きました。
旧岩井小学校の明治建築を学びつつ、
(2019年にも再度学習しました)集落歩きでは家を建てる際の土地や基礎の石の種類や土壁が何が良いかなど、住まいにまつわるお話も興味深く聞き入りました。ジオパークで学ぶことって暮らしの知恵にすべてつながるので本当に面白いです。
岩井温泉の源泉。この源泉を汲んで畑で採れた野菜を洗ったりする地元の人もいるそうです。
愛宕山へ向かいます。
東源寺境内右奥が愛宕山登山口になります。
子育て地蔵
愛宕山頂上へ向かいます
比較的緩やかです。
頂上にはゆかむりの塔
愛宕神社(祭神=将軍地蔵菩薩石像)
岩井温泉付近の昔からの集落の成り立ちや断層からできた地形や温泉について、地層の仕組みから田んぼ、集落の場所を昔の人々は良く考えて作られていることが愛宕山山頂から学ぶことができました。
学ぶ前と見える景色の受け止め方が違います…。
下山時に色々とハプニングが…
愛宕山では珍しい植物やまさかのバナナの木に出会い、岩井の魅力をさらに発見。
センブリ?の自生群落も。
山道では、鹿が木の皮を綺麗に食べ尽くした倒木があり、なぜこの木だけなんだろうと木を匂ったら甘い匂いがしました。鹿さん、この木の皮の味好きなのね…
美味しいのかな…っと木の皮を舐めてみたり、温泉の源泉を飲んだり、木の実を食べたりとなんでもとりあえず肌で感じる派のスタッフKでありました…さすがにスイセンの葉など危険と知っているものは食べませんが…。
そろそろ下山と思っているときにガサガサガサッと音がする方を見るとなんとイノシシが私達にびっくりして逃げていきました。いやいやこっちのほうが怖かったんですけど…イノシシからすると大人数でびっくりしたのでしょうね。昼間でも遭遇すると思っていませんでしたので気が引き締まりました。
岩美町ではクマやイノシシの被害があり山に入る際はお気をつけください。熊の被害注意についてのチラシを添付します
山を下ったところに…
バナナの木!花!岩美にバナナの木?!
実はついていますがどうやら食べれるような状態ではないようです。自生の場合、南国フルーツなのでやはり気候の問題があるのでしょうね。岩美で半自生のバナナ驚きました。
バナナの花もこんなに間近で見たのは初めてです。
最後に岩井温泉街に来ました。
岩井温泉には旅館があり、温泉、かに料理が満喫でき、ゆったりした時間を過ごすことで日々の心身の疲れがある方はリセットできます。
岩井温泉街にはゆかむりギャラリーがあります。
最後に食べた岩井温泉街にある一心堂さんの手焼き生姜せんべいも美味しかったです。パッケージもゆかむり調で可愛すぎます!
いわみガイドクラブでは岩井温泉界隈のガイドも行っております。今回巡った以外のコースは2018年にも尾崎翠のゆかりの地を訪ねて~というタイトルでジオパークガイド養成講座にて開催しましたのでまたレポートをシェアします。
“岩井温泉集落〜旧岩井小学校〜愛宕山頂上〜ゆかむりの塔〜愛宕山神社” への2件のフィードバック