「第七官界彷徨~尾崎翠を探して」の映画を鑑賞しました

山陰海岸ジオパークガイド養成講座レポートです。 中級編第1回は、1896年岩美町に生まれ、大正から昭和の初期にかけて作品を書いた女性作家・尾崎翠の代表作「第七官界彷徨」と彼女の半生を描く映画「第七官界彷徨~尾崎翠を探して」の映画を鑑賞しました。

平成13年から続いた「まぼろしの作家尾崎翠フォーラム」も、生誕120年第15回で終了してから4年、再度尾崎翠のことを想い起こし、興味関心を持っていただこうと企画し、いわみガイドクラブ会員にナビゲータを務めてもらいました。

まず、尾崎翠の年譜の紹介、続いて「尾崎翠の再評価」土井嘉平著(『郷土出身文学者シリーズ⑦ 尾崎翠』鳥取県立図書館編集・發向)から”尾崎翠の再評価””全集の刊行と再評価の高まり”浜野佐知監督による映画化””尾崎翠フォーラム活動”について解説、映画のスタッフ、配役紹介などをはなしていただき、上映に入りました。

最初に観た時は、理解に苦しんだ私ですが2回目・3回目となるにつれストーリーが何となく理解できてきた経緯があります。 尾崎の半生がよく分かりましたが、もう一つの第七官界がまだまだ理解できていないので時間がかかりそうです。

また書籍に関してブックレビューなどを拝見すると同じように何度か読むうちに解釈したという声も中にはありました。人の感想を知ると個人の感受性、読解力の差など違う見え方が発見できますね。

山陰海岸ジオパークガイド養成講座中級講座第3回では、「岩井街歩き」ですが、尾崎翠が生まれ6歳まで過ごした母の実家「西法寺」、父が当時勤務していた旧岩井小学校校舎、尾崎翠資料館なども訪れる予定です。

※追記

変更2 山陰海岸ジオパークガイド養成講座中級編・第三回 11月21日開催の岩井街歩きですがコロナウイルス感染防止対策のため、昼食場所の確保が出来ず、集合時間が10時から13時、集合場所が岩井温泉入り口バス停の温泉第一駐車場に変更になりました。

山陰海岸ジオパークガイド養成講座概要 → https://iwamiguideclub.com/event/2020guide.pdf