2016年9月1日いわみガイドクラブの定例会のあと旧岩美鉱山にて 鉱山の歴史や環境のことなど学ぶため、実際に鉱山に入り、岩美町鉱害防止協会の方から解説を受けました。
日本最古の鉱山である旧岩美鉱山に入り歴史と環境を学びました
旧岩美鉱山は鳥取層群の流紋岩に発達した熱水鉱脈床で黄銅鉱・黄鉄鉱を主体とした日本最古の鉱山(銅山)で、採掘された銅鉱が朝廷(文武天皇)に献上されたとの記録があるようです。
慰霊碑の前で、「旧岩美鉱山の概要や昭和18年の地震による被害など」をおさらいしてから旧岩美鉱山の坑道の一つに入りました。鉱山の中は14度と涼しく、入り口はひんやりした風が…。ヘルメットを被り中に入ります。
入り口付近はコンクリートで整備されていて200mほどまで歩いて入れます。
奥に進んでいくとここからは立ち入り禁止区域で鉱山の中を覗くようにして見れます。旧日本鉱業株式会社によって採掘が行われ、裂罅充填型鉱脈鉱床で、銅の他に金・銀・鉛・亜鉛なども産出したそうです。
旧岩美鉱山抗廃水処理事業としてのお仕事も見学させていただきました。酸性水や貴金属などが環境に及ぼす悪影響を取り除き鉱害を防ぐ事業をされています。
脱水機にかけて澱物をリサイクル。
小田川や荒金川に魚が戻ってくるまでの環境改善を目指し取り組まれています。(2017年にサケの遡上が見受けたそうです。2022年に再度見学に行きました。 ⇒ 山陰海岸ジオパークガイド養成講座岩美鉱山と小田川の清流)
見学は要予約で無許可で入ることはできません。必ず事前連絡をするようにお願いします。
- 鳥取県岩美郡岩美町荒金720-4
- 岩美町鉱害防止協会0857-72-0426
- 岩美駅からバスで30分「荒金」バス停から徒歩で10分
旧岩美鉱山の見学はいわみガイドクラブでも承りますのでご相談ください。
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