山陰海岸ジオパークガイド養成講座中級第4回荒金鉱山トロッコ軌道を歩く

山陰海岸ジオパークガイド養成講座中級第4回・荒金鉱山のトロッコ軌道 を開講しました。

集合前の9時まで空模様は不安でしたが、地元荒金の山本さんの解説が始まるとだんだんに明るくなり、終了前には快晴に近い良い天気になりました。無事に終了して安心しました。



荒金鉱山の大切り坑入口上には鉱山事務所、製材所(坑道補強の為松材を製材する作業所)作業員宿舎また戦後は映画館などがありました。


この先から馬車のトロッコ道が始まり幅3m超の道が谷沿いに峠まで続きます。

この谷には3本の堰堤があり、選鉱で出た不要の石や泥を捨てていましたが、現在は覆土 排水も安全対策がなされています。

道の中央部はクマ注意ということもあり、来た道を引き返し、峠のトロッコ道終点までは車で移動しました。

ここから少し下りのトロッコ道を進んで行くと、終点付近は少し広くなっており、谷からの下がり水を集めた馬の水飲み場があります。

講師の山本さんからは明治の初め頃、銅鉱の露頭が発見された場所など、色々と解説頂きました。

峠にはお地蔵さんがあり、この先からインクラインが始まり、相山部落に鉱石を下ろし、更に岩井温泉まで馬車トロッコ、これより岩井軌道で岩美駅まで運びました。

インクラインの所で山本さんと別れ、岩井温泉の上手の真名部落のトロッコ道を見学した後、解散しました。

岩美町の歴史的産業を歩いて学び、先人の暮らしに想いを馳せました。講師の山本さん、貴重なお話ありがとうございます。

次回は順番が変わり、第3回の扇ノ山の火口跡について学びます
詳細は→ https://iwamiguideclub.com/event/2023guide2.pdf
からご確認ください。

※本日これから天候が不安定になる予報ですので、外出される方はお気を付けください。