ジオパークは、地球や大地を意味する「Geo」と公園を意味する「Park」を組み合わせた造語です。ジオパークは、地球科学的意義のあるサイトや景観が地質・地形から地球の過去を知り、未来を考えて、活動、保護、教育、持続可能な開発のすべてを含んだ総合的な考え方によって管理された、一つにまとまった場所で
岩美町もジオパークの一部に位置しています。
山陰海岸ジオパークは、京都府(京丹後市)、兵庫県(豊岡市・香美町・新温泉町)、鳥取県(岩美町・鳥取市)にまたがる広大なエリアを有しており、山陰海岸国立公園を中心に、京丹後市の東端から鳥取市の西端まで、東西約120kmにわたります。日本海沿岸の豊かな地形や地質を特徴とするユネスコ世界ジオパークとして認定され、このエリアは、日本列島がアジア大陸の一部だった時代から日本海が形成される過程で生まれた多様な地質や地形を持っています。
2010年10月に世界ジオパークネットワーク(GGN)に加盟認定され、その後、2014年9月に西部のエリア拡大部分を含み再認定されました。さらに、2015年には世界ジオパークがユネスコの正式事業となり、2019年には2度目の再認定を受け、2024(令和6)年12月にユネスコ世界ジオパーク再認定(グリーンカード)を受けました。
2007年(平成19年)7月: 山陰海岸ジオパーク推進協議会を設置(事務局:新温泉町)
2008年(平成20年12月8日): 日本ジオパークに認定
2010年(平成22年02月18日): 岩美町が浦富海岸のガイド資料1万部を発行する
2010年(平成22年10月4日): 世界ジオパークに認定
2011年(平成23年2月12日) :ギリシャのレスボスジオパークとの姉妹提携協定調印式を実施
2013年(平成25年12月16日): 日本ジオパークに再認定(鳥取市西部拡大エリアを含む)
2014年(平成26年9月23日): 世界ジオパークに再認定
2015年(平成27年11月): ジオパーク活動がユネスコの正式事業となる
2019年(平成31年2月26日): ユネスコ世界ジオパークに再認定(日本ジオパーク条件付再認定の取り消し)
2020年(令和2年2月28日):山陰海岸ジオパークトレイルが完成(総長230㎞、高低差332mのロングトレイル)
2022(令和4)年10月:ユネスコ世界ジオパーク再認定審査
2022(令和4)年12月:ユネスコ世界ジオパーク条件付再認定(イエローカード)
2024(令和6)年12月:ユネスコ世界ジオパーク再認定(グリーンカード)
ジオパーク内では、リアス式海岸や砂丘、火成岩類などの地形が観察でき、これらは地球の歴史を物語る貴重な遺産とされています。また、自然環境だけでなく、地域の文化や歴史、人々の暮らしとも深く結びついており、観光や教育を通じてその魅力を発信しています。具体的には人々の暮らしの歴史や文化について学校や自治体の学習プログラムにも取り入れ、ガイドの養成も行い自然遺産の保全と地域活性化を目指す活動をしています
香美町立ジオパークと海の文化館(兵庫県香美町)
山陰海岸ジオパーク館(兵庫県新温泉町)
鳥取県立博物館付属 山陰海岸ジオパーク 海と大地の自然館(鳥取県岩美町)
岩美町立渚交流館(鳥取県岩美町)
山陰海岸国立公園 鳥取砂丘ビジターセンター(鳥取県鳥取市)
あおや郷土館(鳥取県鳥取市)
山陰海岸ジオパーク京丹後市情報センター(道の駅てんきてんき丹後内)
但馬遊覧船 - 但馬御火浦周遊
遊覧船かすみ丸 - 香住海岸周遊
浦富海岸遊覧船 - 浦富海岸周遊
※ジオパークは4年に1度審査があるのでリアルタイム更新できず古い情報の可能性もありますので最新の情報は各地を調べてください。