宇治神社

宇治神社

鳥取県岩美町の岩井温泉エリア・宇治地区にある宇治神社について記載します。

宇治神社におまいりにいこう!

鳥取県岩美町大字宇治に位置する宇治神社は、創立年代は不詳ですが、中世には石清水八幡宮の荘園であった宇治庄にありました。時は平安時代、京都の山城宇治に住んでいた藤原冬久(藤原冬嗣(775-826)公卿(くぎょう)の子孫)が皮膚病を憂いて旅に出た際に立ち寄った岩井で巫女の導きのまま温泉を掘り起こし、湯に浸ると皮膚病が回復したことからそのまま住みつき、岩井温泉を開湯し、その地の名を出身地である宇治と称し、宇治長者となったという歴史があります。

 

その宇治地区の山すその参道の急な石段を上った先にあるのが宇治神社。境内からは国道9号線が良く望めます。1660年(万治3年)に社殿が造営され、近世まで八幡宮と称されていて、明治初年に宇治神社と改称され、大正6年に周囲の神社は御湯神社に合併しましたたが、宇治神社は合併せず現在に至っています。また長安寺とも敷地がつながっています。

 

 

 

例祭日:4月15日、例祭前日には全戸が公民館に集まりお祷祭を行い、例祭当日は神社で祭典が行われ、その後獅子舞が各家を回るという伝統があります
祭神:誉田別命(ほんだわけのみこと)/応神天皇(仲哀天皇と神功皇后の子)/守護(国家鎮護)神、武運長久、学問成就、国家鎮護、豊穣祈願、 病気平癒、安産・子育・子宝の神様、水神

所在地:鳥取県岩美郡岩美町宇治609

神社背後の山には中世、山名家が守護国の際、安藤采女正の居城であった下香谷城跡があります。

 

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