恩志呂神社

恩志呂神社

鳥取県岩美町恩地にある恩志呂神社の歴史について記載します

恩志呂神社におまいりしよう

恩志呂神社(おしろのじんじゃ・おしろじんじゃ)は鳥取県岩美町恩地(おんぢ)集落にあります。背後の山には上ノ山城跡があり、この地域は中世には岩山城址・猪尾山城跡など、城が多く存在していたことがわかっています。こう配の石階段を登った先にある境内・広場からは岩井集落が望めます。

 

この神社は、天武天皇の時代(白鳳4年、676年)に奉幣勅使が下向した記録があり、その時に本使や副使が神社に参拝し、金銭を奉納したと伝えられています。また、恩志呂神社は『延喜式』神名帳(927年)にも記載されており、その由緒は非常に古いものです。

 

恩志呂神社の例祭は4月9日に行われ、夏越大祓(夏祭)は旧暦6月9日前後の日曜日、秋祭は旧暦9月9日前後の日曜日に行われ、例祭では麒麟獅子舞が全戸を巡るという伝統があります

 

 

例祭日:

  • 4月9日
  • 夏越大祓(夏祭)…旧暦6月9日前後の日曜日
  • 秋祭…旧暦9月9日

祭神:

  • 火闌降命(ほのすそりのみこと)ににぎのみこととさきやこのはなひめの子/火の神様
  • 大山祇命(おおやまつみのかみ)伊邪那岐命と伊邪那美命の子/山岳丘陵の守護神、水源・水利の神
  • 天津日高日子番能迩迩藝能命(あまつひこひこほのににぎのみこと)/五穀豊穣や商売繁盛、国家安寧、殖産振興
  • 木花開耶姫命このはなのさくやびめ)大山祇命(おおやまつみのかみ)の子であり天孫瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の妻/火難除け、安産・子授け・縁結び
  • 火明玉命(ほあかりのみこと)ににぎのみことの子であり天照大神の孫/太陽神・農業神

所在地:鳥取県岩美郡岩美町恩志85