三徳山全域が三徳山三仏寺(天台宗)の境内となっていて、写真にある投入堂(なげいれどう・国宝)の通称で広く知られる奥院の建物は、下部層である凝灰角礫岩層と上部層である安山岩層の浸食によって生じた断崖を見事に利用して浮かぶように建てられた掛け造りの建築物で、上部の安山岩には柱状節理が発達していて見事な景観です。
投入堂まで全長約900メートル、高低差は約200メートルの参拝登山道は一本で、鎖坂や根っこを利用した道など険しい場所もあり、独りでの入山は禁止されていることと、底にスパイクや金具の付いた靴などの登山用シューズや・ピッケル・ス トックや杖(山道、木の根を傷める為)、滑りやすい靴、飲酒禁止で、靴が適さないと判断された場合には入り口でわらじを有料でお借りすることもできます。入山料が必要ですが、料金は更新時より変更している恐れもあるのでリアルタイムでホームページをご確認ください。
また天候により入山できないこともあります。
天台宗 三徳山 三佛寺
〒682-0132 鳥取県東伯郡三朝町三徳1010
山の名前は蔵王・子守・勝手の三所権現を山内に祀り「福徳」「智徳」「寿徳」の3つの徳が授かる山の由来と、「法身(美しい)」「般若(にごりのない)」「解脱(働きのある心)」の3つの徳に由来します。
Wikipediaより引用
麓に輪光りんこう、正善しょうぜん、皆成かいじょうの三院、そして本堂の裏の宿入しくいり橋を渡ると、背後にそびえる輝石安山岩とその集塊岩の急な北斜面を利用して、 文殊堂もんじゅどう、地蔵堂じぞうどう、納経堂のうきょうどう、投入堂なげいれどうといった多数の国宝や重要文化財の建造物、鐘楼、観音堂かんのんどう、元結掛堂もとゆいかけどう、不動堂ふどうどう、十一面観音堂等が建てられています。 三徳山三佛寺ホームページより
実際に2017年の8月に行ってきました。自分の足で登り、目で見る投入れ堂は圧巻でした。奈良文化財研究所が行った年輪年代測定によって、 投入堂は平安時代後期(1086~1184)に建てられ、 納経堂も投入堂と同時期に建立されたことが判明したようですが断崖のくぼみに法力で投入れたといういわれもあり実際にはどうやって建築したのかなどすごくすごく気になります。下山後に谷川天狗堂さんで食べたお豆腐も疲れた体にお豆腐が身に染みておいしかったです。※横向き写真など申し訳ないです!
また岩美町にも修験場である行者山がありますので併せてご確認ください(地元の方同行以外の入山はオススメしません)
三徳山の帰りに商売繁盛・金運アップで有名な鳥取市鹿野の茂宇気神社にいってきました!