鳥取県岩美町網代地区に鎮座する網代神社について記載します
鳥取県岩美町恩地字坂上にある坂上神社はさかげじんじゃと呼び、神産日神、天児屋根神、興登魂日神、天押雲命、天種子命を祭神としています。坂上神社の歴史については、勧請年代が不詳であるため、正確な創建年は分かりません。しかし、古くから「五所大明神」と称されていました。
かつて神社の裏山に猪尾山城があり、城には坂上定六という槍の名手がいて、天正9年の羽柴秀吉の因幡攻めの時に姫路に出向いたといわれています。そのことから集落が『坂上:さかげ』と名付けられ猪尾山城内(大字恩志内坂上字五社ノ宮)に祀られていた神社が遷座されました。明治5年(1872年)に「坂上社」と改称され、同年7月に「坂上神社」という名称になりました。
昭和26年(1951年)に現在地に移転し、幣拝殿が建立されました。境内までの参道は標高自体は高くありませんが石段含めて険しい箇所がありますので本格的な登山同様の靴でいかれることを推奨します。また、雑木林の山道ですので獣にもご注意ください。
例祭日:4月1日
祭神:
所在地:鳥取県岩美郡岩美町恩志636