二上神社

二上神社

鳥取県岩美郡岩美町岩常213に鎮座する二上神社の歴史について記載します

二上神社の歴史を知ろう!

鳥取県岩美町岩常に位置する式内社で、古くは「皷大明神」と呼ばれていた岩常村の氏神です。『因幡志』によれば、現代語でわかりやすく咀嚼すると、

 

昔、二上山には複数の神社がありました。山の頂上には鼓の神、東には天神社、南には鐘撞明神、北には八幡宮が鎮座していました。これらの神々は古くからこの地に祀られてきました。しかし、中世に山名時氏が二上城を築く際、これらの神社はすべて鼓山に移されました。そのため、この地は「鼓の宮」として拝され、「二上神社」という名前が残っています。この山は「鼓山」と呼ばれ、社前の道は「鼓縄手」と呼ばれています。これらの名前は、神々がこの地に移されたことに由来しています。

 

との記載がありそのため、現在の場所岩常はもともとの場所ではないものの、明治初年に二上神社と改称し二上神社という名前が残っています。

 

神社の鳥居は石造りで、狛犬も見ごたえがあり、珍しく参道から直角に拝殿と御本殿の正面があり、御本殿は権現造で、朱に塗られ彫刻と共に目を引きます。

 

例祭日:4月3日
祭神:素戔嗚命(すさのおのみこと)/暴風雨や厄除けの神

所在地:鳥取県岩美郡岩美町岩常213