金峯神社

金峯神社

鳥取県岩美郡岩美町牧谷の金峯山の歴史と山頂付近に鎮座する金峯神社について記載します

金峯神社を知っておまいりに行こう!

金峯神社は金峯山の山頂付近にある神社で、祭神は天水分神、国水分神、勾大兄神で奈良県吉野の金峰山から勧請(分霊を迎える)したと伝わっており岩美町と新温泉町をまたぐ牛ヶ峰山とともに修験道の地でした。(下記追記)

 

金峯山は高さ328.7mの花崗岩でできた山で山頂には安山岩や流紋岩、道中には柱状節理も見受け、春には桜が咲き山麓には牧谷又助池のカキツバタ群落が5月に見頃を迎えます。

 

金峯山は相谷の大鳥居側を通る方が主で、大鳥居側はアスファルトの道が1車線分で、両側に藪があるため軽自動車でギリギリ、カーブも多く車体の傷も不安になります。拝殿前の道端に1台置けるスペースがありますが、普通車ではUターンは厳しいので徒歩が良いです。

 

牧谷側から登山ができますが、牧谷側は主に集落の人が利用いていて人の出入りが少ないため地域の方が草刈りをするとき以外は藪になるようです。

金峯山と金峯神社の歴史

金峯山(きんぷさん)は、標高328メートルの山で、岩美町の海の近くにあり、昔、漁師たちはこの山を海の目印として使っており、山頂近くには「灯明の松」と呼ばれる大きな松があり、航海の目印とされていました(現存せず)。山頂は小さな樹木に囲まれた小さなピークで、テレビ塔の無線基地があります。北西方向からは、浦富海岸や田尻港、岩美の町並みを見渡すことができます。

 

この金峯山は、紀州熊野信仰を移した聖地で、紀州熊野神社系の修験道の神仏が、伯耆大山、三徳山、荒金の行者山に伝わり、峯伝いに鳥越の牛ヶ峰、そして牧谷が終着地であると伝えられています。

 

金峯神社拝殿手前の籠り堂の中にある絵馬と俳句の奉納も見学しました!
※牧谷集落の方のガイドで登山しました

山頂から扇ノ山側を望む 金峯さん入り口の大燈籠(牧谷) 牧谷側の道の整備は集落で行ってくださっています 柱状節理を観察 相谷村の住人の方が、掘った貯蔵庫の横穴で20mくらいありました 金峯神社境内 籠り堂の中にある絵馬と俳句の奉納 籠り堂の中にある絵馬と俳句の奉納 籠り堂の中にある絵馬と俳句の奉納