湊神社

湊神社

鳥取県岩美町岩本に鎮座する湊神社の歴史について記載します

鳥取県岩美町岩本に位置する湊神社は創立年代は不詳ですが、口碑によれば天平年中(729年~)に創立されたと伝わります。当村は重要な港であり、毎年御手船入港の際には藩主から献幣が行われていたとされています。

 

蒲生川の北岸にある境内までの石階段の参道を登ると大谷や岩本の集落が望め、『地域を護っている』ことが想像できてとてもいい景色です。

 

歴史の概要

  • 創立年代: 天平年中(729年~)と伝わる。
  • 中世: 羽柴秀吉の兵火や明治元年の大火により古記録が焼失。
  • 近世: 湊大明神と称され、尼子晴久や吉川元春から篤い崇敬を受けた。
  • 明治初年: 湊神社と改称され、郷内総氏神と定められた。
  • 昭和3年: 境内を整備し、本殿など諸殿が建立された。

 

祭神は港町らしく、彦火火出見命と豊玉姫命で、例祭は10月9日に行われます。

 

例祭日:10月9日・春祭(お祷祭)1月13日
祭神:
彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)浦富太郎のモデルになった神様・瓊瓊杵尊と木花開耶姫の子・初代天皇・神武天皇の祖父/商売繁盛や航海安全、縁結び
豊玉姫命(とよたまひめのみこと)海神(わたつみのかみ)の娘・神武天皇(初代天皇)の祖母/海の神様

所在地:鳥取県岩美郡岩美町岩本354