鳥取県岩美町網代地区に鎮座する網代神社について記載します
大羽尾神社は、鳥取県岩美町大羽尾に位置する神社でおおばにょうと呼びます。神社の起源は明確には分かっていませんが、古老の伝承によると、奥谷市郎右衛門という人物がこの地に来て、武神である武甕槌命を勧請し、一社を創設したとされています。
近世には「無言大明神」または「武王大明神」と呼ばれていましたが、明治初年に「大羽尾神社」と改称されました。祭神は武甕槌命で、例祭は4月16日、灘祭は旧5月5日(現在は6月5日を過ぎた土曜日)、寅祭(秋祭)は11月の寅の日に行われています。また、重要無形文化財に指定された因幡の菖蒲綱引きもおこなわれていました。(※平成25年から少子化により余儀なく休止しています)
神社は集落の中心の山腹に東北に面して鎮座しており、石段を登った先にある境内からは美しい羽尾海岸が望めます。境内には稲荷社・子持御前社・恵毘須社(港)・龍神社・金比羅社・天満宮があり、商売繁盛や大漁満足、航海安全や学業成就など、漁港で暮らす人々の心を支えています。社叢にはタブノキやヤブツバキが優先種として生育しており、参道脇には直径25センチメートルのオオバグミの老木があります。
例祭日:4月16日
灘祭・旧5月5日(現在は6月5日を過ぎた土曜日)
寅祭(秋祭)・11月の寅の日
祭神:武甕槌命(たけみかづちのみこと)雷神/勝利、縁結び、安産、国家の平和と繁栄
所在地:鳥取県岩美郡岩美町大羽尾419−1