岩美町の毛嵐観察

岩美町の毛嵐観察

鳥取県岩美町では冬、気象条件がそろった時に毛嵐が観察できます。

岩美町で毛嵐を観察しよう!

鳥取県岩美町の海岸では、冬の寒い朝に「毛嵐」と呼ばれる幻想的な霧が発生することがあります。毛嵐は、海水と大気の温度差によって生じる蒸気霧の一種で、暖かい海面から蒸発した水蒸気が、冷たい空気に触れることで急速に凝結し、霧となります。特に以下の条件が揃うと発生しやすくなります。

 

1. 冷え込んだ朝:冬季の早朝、特に放射冷却が強く働いた日には、気温が急激に低下します。
2. 比較的暖かい海水:日本海の海水温は冬でも比較的高いため、冷たい空気との温度差が大きくなります。
3. 風が弱い:風が強いと霧が拡散してしまうため、穏やかな気象条件のときに毛嵐が発生しやすくなります。
4. 湿度が高い:空気中の水蒸気が多いと、霧が濃くなりやすくなります。

 

岩美町の浦富海岸などでは、冬の朝にこの現象が見られることがあり、海面から立ち上る霧が幻想的な風景を作り出します。興味があれば、寒い冬の朝に訪れてみると、自然の神秘を体感できるかもしれません。お車の際は積雪や凍結による運転に気を付けて鑑賞してください。

 

一枚目は浦富海岸(牧谷に近い方)から羽尾岬を望んだ場所

二枚目は羽尾海岸の円山(別称 田城・たじょう)から見た毛嵐

 

 

オマケ
浦富海岸にある荒砂神社からみられる向島の雪景色です。ガトーショコラみたいですね