城原海岸

城原海岸

鳥取県岩美町浦富海岸内にある城原海岸の見どころについて記載します。

城原海岸を知って遊びに行こう!

城原海岸は円礫の浜で、菜種五島は一番大きい菜種島を先端として連なる5つの島の総称で、もとはひとつの岬だったものが、長い歳月のうちに波風の侵食を受け洞門となり、さらに離れ岩になりました。菜種島には4月になると日本固有種の自生の菜の花が咲き、鮮やかな黄色と緑と海のコントラストが綺麗です。

 

海の透明度は25mとされ海岸付近は海底までくっきりと見えることで夏は海水浴、マリンアクティビティとしてシュノーケリングやクリアカヌー、SUPの人気スポットで、国府犀東が浦富八景の一つとして漢詩も発表しています。岩美町の観光スポットとしてパンフレットやホームページでもよく利用される風景を体感してください。

菜種島に菜の花が咲いた由来は、菜種を積んだ北前船が座礁した際に、菜種が岬の先端に飛来、もしくは漂着したことから菜の花が咲くようになったと伝えられています。現在は年々株数が減ってきているため絶滅しないよう毎年の開花を見守っています・・・

展望台からは朝、昼、夕方、春夏秋冬それぞれに違った美しさが堪能でき、菜種五島をバックに撮影スポットにもなっているほか、アニメfree‼の聖地巡礼の場所にもなっています。(電話ボックスのシーン)

 

展望台から沖合600mに黒く見える島があり、その島を黒島といいます。城原海岸は白く丸みを帯びた花崗岩の岩石海岸とは対照的な、火山灰や岩石が堆積してできた凝灰角礫岩です。この凝灰角礫岩の岩石は東側にある熊井浜羽尾岬の龍神洞、但馬海岸と同じ岩石です。

 

およそ2000万年前からこの付近で活動した火山の火砕流がこの一帯を覆い、黒島の90m手前あたりから熊井浜にかけて断層があり、そこが大きく沈んだようです。その後、長い年月をかけて火山の噴出物が風化して無くなり陸地の方は基盤岩の花崗岩が現れました。(屋台焼きそばに載せた青のりや鰹節が強風で飛んで行った感じ?)。沖の方は隆起して黒島などが現れたといわれています。この黒島には1.4mの楕円形の甌穴(おうけつ:ポットホール)がみられます。

 

ポットホール(甌穴、かめ穴)とは?水流によって、岩の割れ目やくぼみに入り込んだ石が、回転しながら周りの岩盤を削り、穴を大きくしていくことで形成されます。

 

城原展望台から少し西側に歩くと海岸に降りる階段があり160段の階段を降りると海岸に出ることができ、大きめの白い石の砂浜では、波が強い日には石が波に流されて引き波の時にコロコロと音を立てます。(靴底がしっかりした靴やサンダル必携です)

 

海岸から山陰海岸ジオパークトレイルコースに入ることができ、鴨ヶ磯、網代方面まで歩くことができ、美しい岩々の景観のほか、四季を通じて海浜植物の観賞も楽しめます。


城原海岸の小石をイメージしたスイーツ
【城原恋し】は見たまま、この海岸の石が浮かびます。小石といえど食感はもちろん柔らかく、じっくり味わうことができます。

 

このスイーツは岩美駅前のホンダコンフェクトさんで購入できます。(時期により完売/販売休止の可能性もあり)